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2010年06月02日

バイオロジカルクリーンルーム用パネル「SNRF-B」、「MSRF-B」 新発売

日軽パネルシステム株式会社(以下、日軽パネル)は、このたび医療・製薬・バイオなど高い安全性を求められる施設の内装材として、バイオロジカルクリーンルーム用パネル(以下、BCR用パネル)として「SNRF-B」「MSRF-B」を開発、発売を開始しました。

当社では、半導体や精密機械をはじめ工業製品の分野で不可欠な存在であるクリーンルーム向けの内装パネルを生産・設計・施工までを請け負い、数々の実績を残してきました。一方で、医療・製薬などの分野においてもクリーンルームの需要はますます高まっています。
バイオ分野においては、工業用クリーンルーム分野とは異なり、内装パネルに高い気密性を求められると同時に、地震が発生した場合にも部屋間で気密が保たれることが期待されます。
今回発売するBCR用パネルは、通常のクリーンルームパネルよりも広いコーキング目地を持ち、地震によって起こる横方向の荷重がかかった時の層間変形に対して、高い追従性を発揮します。また、気密性においてもJIS A4706(サッシ)気密性試験にて、A-4等級線をはるかにしのぐ気密性を確認しており、高い安全性を保持しています。
日軽パネルでは、今後もお客様ニーズに応えるべく、関連商品も含めて製品開発を続けてまいります。

商品概要
型式 パネル厚 芯材 枠材 表面材 不燃認定番号
SNRF-B 42mm ポリイソシア
ヌレートフォーム
バイオ専用
耐熱樹脂枠
カラー鋼板、
抗菌鋼板、
フッ素鋼板、
ステンレス
NM-2202
MSRF-B 42mm 珪酸マグネシウム
ハニカムコア
NM-2157

この商品に関するお問い合わせ先

日軽パネルシステム株式会社 複合機能営業部 TEL 03-5461-8470

目地追従性試験

BCR(バイオロジカルクリーンルーム)パネルは一般CRパネル(オスメス嵌合)とくらべコーキング幅が十分に確保され、地震時に層間変形を起こすような横方向の荷重がかかった時に高い追従性を発揮します。

  • 試験方法:パネルをコーキングのみで固定した上で鉛直方向に荷重をかけ、コーキングのみでせん断力を負担。その際のコーキングが切れるまでの荷重と変位を測定しました。
  • 使用コーキング:弊社標準防カビ用シリコンシーラント
  • 試験機器:SHIMAZU製AG-1
  • 試験温度:21℃
  • 試験体:一般CRパネル(オスメス嵌合)、BCRパネル
  • 試験体数:各3体。コーキング施工後、一週間常温で養生しました。
  • 試験場所:日軽パネルシステム滋賀工場技術部開発棟内
  • 試験結果:一般CRパネル(オスメス嵌合)とBCRパネルとでは破断荷重および破断までのコーキングの伸びに大きな差が見られ、(下表参照)BCRパネルの従来品に対する優位性が確認できました。

気密試験

気密性を問われるバイオロジカルクリーンルーム。日軽BCRパネルはA-4等級線をはるかにしのぐ気密性を確認しました。

  • 試験規格(方法):JIS A4706(サッシ)気密性。指定の圧力差⊿P(Pa)での通気量(m2/h・m2)を測定する。なお、規格上は10、30、50、100(Pa)での数値を確認するが、本試験では30、50、100、300(Pa=mmAq)での圧力差について試験を行いました。
  • 試験温度:13℃
  • 試験体:BCRパネル
  • 試験場所:(財)日本建築総合試験所