サーバーやネットワーク機器を適切な温度と湿度で管理するサーバールーム。
企業のデジタル基盤であり、財産ともいえる情報の安全な保管・管理を担っています。
その安定した運用は、企業の成長や日常業務の円滑な遂行に不可欠です。

サーバールームを構成する要素の一つである「システム天井」。
安全を守る堅牢性と効率的なレイアウトを実現する柔軟性を兼ね備えた当社のシステム天井の特長をご紹介します。
特長1:ケーブルラックを天井に直接設置


一つ目の特長は、ケーブルラックを天井に直接設置できることです。
ケーブルを天井に吊るすと、さまざまな面で効率を上げられます。
効率的な運用は電力消費の最適化によるコストの削減につながります。
他にも効率的な設計によりスペースの最適化を実現し、限られた空間を最大限に活用することができます。
効率的な冷却
ケーブルラックが天井に設置されることで、二重床や床下ダクトなどの床工事が不要になります。
また、サーバーラックに直接冷気を吹き付ける壁吹き出し方式の採用が可能になり、冷却効率の向上が期待できます。
効率的なメンテナンス・レイアウト変更
床下や天井裏に収納していたケーブルを天井直下に集約できるため、床下・天井裏でのメンテナンスが不要に。
また、縦横自由に吊り下げられるため、レイアウト変更もフレキシブルに対応可能です。
300kg/mまで対応する高強度なフレーム

当社ではシステム天井用のフレームを3タイプご用意しています。
なかでも高強度タイプは、耐荷重は最大300㎏/m、3連ケーブルラックも吊り下げ可能です。
また、縦横自由に吊り下げられるため希望のレイアウトを実現します。
特長2:独自の耐震ブレース

セキュリティ対策と同様に重要視される自然災害への対策。
当社では高強度タイプのフレームに設置可能な独自の耐震ブレースを開発しました。
早期復旧に貢献
震災時には試験によって裏付けされた耐震性能を発揮します。
設計耐力は1ヵ所あたり20kN。ボルトブレースの設計耐力を3kNとすると、6倍以上の強度です。
天井の落下などによる物理的な損失のリスクを軽減し、設備の早期復旧に貢献するため、BCPにおいても重要な役割を果たします。
Business Continuity Planの略称(訳:業務継続計画)。
大規模な自然災害などによる事業中断リスクの発生を想定し、被害を最小限に留め、事業を継続するための計画。
少ないブレース数で優れた耐震性を実現

当社の圧縮ブレースは、省スペースでありながら優れた耐震性を発揮します。
1組の強度を上げることで、ブレース組数を少なくし、40㎡~45㎡に1組の間隔での設置を実現しました。
イベントでは実物を展示

当社では展示会への出展を積極的に行っています。
実物の展示をすることで、その独自の仕組みをより詳細にご紹介しています。
今後もこのような展示会への出展を企画し、情報を発信していきます。